西村大樹

キッドナップ・ブルースの西村大樹のレビュー・感想・評価

キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)
1.0
浅井愼平監督作品だが、撮影と照明も兼任している。そして完成したのは、映画ではなく映像集となってしまっている。
脚本はおおまかにしかなく、会話はアドリブとのことだが、その部分は評価できる。後にフジテレビでタモリのドラマシリーズというものが作られ、彼の演技力のなさが露呈するわけだが、アドリブにすることにより自然な会話ができるている。中でも内藤珍とのアドリブ会話は素晴らしい。途中からタモリが笑いをこらえているのがあからさまにわかる。
出演メンバーだけは無駄に豪華であるが、完成した作品はアドリブはありとしても構成だけはきっちりと浅井監督以外に頼むべきであったと思う。そうしたら、もう少し「映画」となったと思う。
西村大樹

西村大樹