茶一郎

アンブレイカブルの茶一郎のレビュー・感想・評価

アンブレイカブル(2000年製作の映画)
3.9
『シックスセンス』以降トンデモどんでん返し映画のトンデモ監督M・ナイト・シャマラン監督作(新作の「The Visit」がIMDbで6.9の良評価!これは完全復活ですよ。お兄さん。)
 身も蓋もない言い方。体がとても強い人と体がとても弱い人のお話。列車事故で唯一生き残った主人公、無傷、調べたら今まで病気になったことがなかった。
「何で、そんなに体が丈夫なの?」と一見、サスペンスかと思ったら、ヒーロー映画になる、というのが今作。あまりにも同監督前作『シックス・センス』ありきのような、シャマランの嫌なタメと、グーっと寄ったり離れたりするカメラの演出。
ある二人を対立させるような画面構築も印象的。

 「一番の不幸は自分の存在理由がわからないことだ」主人公とその息子の関係、その再構築がイイ。現代ヒーローの誕生です。
茶一郎

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