ねまる

パーフェクト・ゲッタウェイのねまるのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

過去にチェックしていたこの作品。
クリヘム関連だったのか、どんでん返しを観たかったのか、、、今となっては分からない。

どんでん返しが、ズルい云々はあるけれども、
楽しいハネムーンからの、
殺人事件の犯人が近くにいるからの、
周りの人が疑わしく見えるからの、
全てがわかるからの、サバイバル!
という構成は尽きることなく楽しかった!
全てが分かる=どんでん返しありきではあるけれど、それを最大限活かした話だったと思う。

全てが分かった後だと、
細かに出てきていた会話が上手く伏線になっていたり、何より主人公がバトンタッチすることに対しても違和感なく入り込めたのが良い。
ポスターだけ観ると、察しちゃう感じもあるので、作品からだけ観た方が楽しめるのかも。
あ、クリヘムのファンで観る方は期待しないで。
作品としては楽しめるかもしれないけど、クリヘムの出演時間は短いです。


ネタバレなのに開いちゃってる未見の方は
ここで引き返して。頼む。
いつかの楽しみを奪いたくない。


マイ・キュート・ヒロイン ジーナ
可愛くて、勇敢で、強くて、愛のあるヒロイン。
この子になりたいとずっと思ってた。
ニックは疑った瞬間あったけど、ジーナのことはひと時も疑わなかったよ。
人がどんなに幸せそうに見えても、中身はどうか信じないの。

ジーナ、ジーナの愛するニックが主人公となり、
それまで主人公だと思っていた他人の人生奪って生きたいサイコパス・クリフと孤独が耐えられないクリフの彼女・シドニーが悪に変わる。
思えばキャスティングが明らかにこちら合わせなので、ひっくりを返ってからが楽しい、楽しい♪

クリフ=スティーブ・ザーンの奥まった目。
モノクロ映像で語られる真っ黒な目が怖くて怖くて。
それでも、脚本家を演じてたときはそんな風に見えてたんだから怖い怖い。
町で見かけたら、中の人は違うと分かっていても全速力で逃げたい。
リアルで怖すぎるというよりオーバーで、瞳孔(!!)が開きっぱなしな感じが、
サバイバル感あって良かったよね。獣かよ。

シドニー=ミラ・ジョボヴィッチも確かに怖い人のが似合うのよ。それでも、ジーナに本当のことを話すシーンで、物音に驚いて、葉っぱだと知って安堵して、涙が流れるあのシーンとか、ラストシーンとか、素敵なシーンもたくさんで、怖いだけじゃないところが良かったです。

ニック=ティモシー・オリファントはちょっと疑いたくなる、なるでしょ。
純粋無垢からの怖い役も大変だけど、疑われる怪しさを匂わせつつ、後半応援すべき主人公にならなきゃいけないのもかなり大変だろうな。
ただ、それを男としての魅力、で乗り切っているのは流石ティモシー・オリファントだなという感じ。
危なっかしいけど愛してやまない男。
指輪のシーンとか素敵過ぎる。

ハワイでのハネムーン、素敵だなぁ♪
大自然の中をビーチまでトレッキング素敵だなぁ♪
なんて思いはしばらく湧いてくることはないでしょう。強くなりたいね。
ねまる

ねまる