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花つみ日記のmingoのレビュー・感想・評価

花つみ日記(1939年製作の映画)
4.0
壁掛けよりも中原淳一の作風似のお人形によって亀裂が生じるが少女期における友情を日本古来の美意識で描いた日本最古類の百合映画。「みつるさんが天国があると思うなら私もあると思うわ」という台詞をフックに2回目の台詞挿入のあとに「お母さん天国てあったのね」とサラッと言わす演出たまらない、病床に臥せてる高峰秀子の愛くるしさ最強。
松竹には清水宏が居るが東宝には石田民三がいる、傑作「花ちりぬ」をはじめ再評価の機運高まってか来月特集ついにくる。連続して観たゴショヘイ映画だけでなくこちらも明治ミルクチョコレートの看板と、冒頭のバスの広告ソボリンがデコちゃんの千人針ではバックのネオン看板で伏線回収、ちゃんと宣伝もしてる。製作主任に市川崑。
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