岩井俊二原作、石井竜也監督というコンビへの期待感を見事に裏切られた作品。　全編オーストラリアロケしたらしく、確かに海のシーンは綺麗だが、人間の祖先は人魚だった、とか人間が人魚になるプロセスを実験したり、とか理屈が先行していて、しかも、人魚をテーマにしながら、浅野忠信（男）が人魚に変異していくなんて、興味出ない、、「スプラッシュ」のダリル・ハンナを見返そうと心に誓ったのだった。

米米CLUBの石井竜也監督作品第二弾。

人魚と青年の恋愛を描いた感動のSFファンタジーだが、石井竜也デザインの人魚（本来の想像できる形では無い）が気持ち悪いため、本来感動するところが感動できず自分には駄目な作品だった。

だって人魚じゃねえ！
本来の想像できる人魚の斜め上行く…
頭の後ろに呼吸孔がある！
キモイ…
モンスターだぜ！
第一作目の河童もそうだった…
モンスターだぜ！
シェイプ・オブ・ウォーターか！
ギレルモ・デル・トロ監督作品…
エイブ・サピエンか！
マイク・ミニョーラ原作のアメコミ「ヘルボーイ」のキャラ…
どのデザインもキモイ無理！
キモイ可愛く見えねー！
吉野公佳は可愛いよ！
水の中でキモい！
薄暗い海中で突如現れる…
水の中で怖えー！
薄暗い海中で突如現れる…
江口洋介若けぇー！
吉野公佳は可愛いよ！
浅野忠信若けぇー！
吉野公佳は可愛いよ！

最後にフォローを、「石井竜也」文化学院美術科 卒業してるだけあって場面場面の映像は綺麗だった。
物語調の作品は不向きかも…
場面場面を切りとった作品（絵画、写真、挿絵、CM、PV）は得意なのではないだろうか…

【結論】美術系作品と見るのが正しい。

①鑑賞年齢20代（学生）
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶曖昧

第一作目の「河童」から、ずっと見たかった作品。

前作ではあまり登場する場面が少なかった藤竜也さんが今作ではガッツリ出てて、満足でした。

いつものハードボイルド感より、石井さん監督作品で見る藤竜也さんは優しい雰囲気があって好きです。(加えて、英語も流暢で凄すぎました！)

オーストラリアの海は素敵なのもちろんですが、それにさらに透明感を増してくる音楽も素敵でした。