シャトニーニ

007/ゴールドフィンガーのシャトニーニのレビュー・感想・評価

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)
3.0
♪でーでーん(ぱぱーらー)

シリーズ第3作、監督はハミルトンに交代、板についてきたコネリーボンドの知的でクールな意欲作。
謎の富豪ゴールドフィンガーの謎を追え!

序盤ダイバースーツで敵基地潜入、刹那に酒場に入りスーツ姿で爆破をつまみにカクテルを揺らすボンドがかっこよすぎる。さらにキスした女性(スパイ)の瞳に映る背後の敵を女性を盾にやっつけてハードボイルドすぎる、そしてここまでたったの5分!完璧すぎて笑ってしまうほどかっこいい
名車アストンマーチンのボンドカーレジェンドもここから。いろんな方面でパロディされまくるけどQの改造いつも楽しみですね、脱出シートなんか特に。

頭脳戦を挑むヴィラン、ゴールドフィンガーはあの手この手でボンドを追い詰める!
せこいオッサンですけど、やってることオーシャンズ11だから許してあげましょう。
あと全身金箔エステで皮膚呼吸できなくなるデマもここから始まった!


お局さんダークヒロインことプッシー・ガロア、精強な天才パイロットで、ただボンドに抱かれるだけではない、「強い女」で印象的でした。一筋縄ではないので、ラストまで駆け引きにドキドキする。

ハロルド坂田演じるオッドジョブとの白熱な決闘も楽しい、手裏剣みたいに鋼鉄のツバ付いたハットを投げてくるボディガードなんです。ニンテンドー64のゲーム「ゴールデンアイ」の対戦で使えて楽しかった記憶。PS2「ナイトファイア」ではハットが必殺武器で使えて原作再現。格闘と中距離射程もカバーするヴィランってボンドではあまりいないでしょうから、ボンドも大ピンチでしょうね。