mimitakoyaki

クレールの刺繍のmimitakoyakiのレビュー・感想・評価

クレールの刺繍(2003年製作の映画)
3.4
静かで淡々とした中にも、しっかりと熱いものが伝わってきました。刺繍を通してクレールとメリキアン夫人は出会い、張り詰めていた2人の間も、刺繍に打ち込みながらお互いの距離を縮め、互いの不安と孤独、寂しさに寄り添い合う姿が、一針一針コツコツと丁寧に縫い上げていく刺繍そのものと重なります。 また、フランスには匿名出産(身元を明かさないまま出産し、養子に出す)という制度があるということも初めて知り、女性のための制度や権利も進んでいると思いました。
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