「だから映画はやめられない」
久々にコメディを観たし久々に血生臭いホラーを観た
改めて映画は面白いと感じたし、映画が与えてくれるその多面性重層性を思い知らされた
一見頭を空っぽにしてなーんも考えずに楽しめ笑えるが、なんのそのベースには人の底知れぬ愚かさゆえに巻き起こしてしまう行為と、その無残過ぎる結果を絶妙な味付けで真正面から突き付けてくる
人が歴史的に繰り返してきているのはこんなことなんだなぁ～っと呆れ
私たちはなんと間抜けでなんと阿保な生き物なんだろうなぁ～っとさらに呆れた
唯一の救いは、一方的な固定観念にとらわれずに悪意なく他者への思いやりに富んだ彼らの存在
けれどもそんな彼らも何の因果か否応なしに悲喜劇に巻き込まれていく
この映画では
最初、見知らぬ存在に恐怖を抱き、自分本位な小心者ゆえに「力の攻撃的な態度」にでるのは男性で
対立しあう者同士をテーブルにつかせ「お互いを理解しあうことが大事」だと説得するのは女性だ
もちろん行動する男性につき従うだけ自分のメンタルを保つだけで精いっぱいの人物も当然いる
型にはまった表現だったが、これらが意味するものは最近よく実感していたことで
これから始まるこの時代において重要なメッセージに聞こえた
穏やかにテーブルにつきお互いに根深い想いを
「直接」伝えあうこと
自分たちの益のためにも他者の思いを
「尊重」し理解しようとすること
私たち微力な個々人には
気づいていない絶対的なパワーが存在する
私たちがそれに気づいたとき
初めて彼らのようになれるのかもしれない
テーマはまさに🧌
2023のメッセージ
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