Cisaraghi

ロイヤル・セブンティーンのCisaraghiのネタバレレビュー・内容・結末

ロイヤル・セブンティーン(2003年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTのオススメにあって、コリン·ファースが出てる、軽く観られそう、そんなに長くない、という点でチョイス。元々期待値は低かったが、それをゆうに下回ってきたこの映画は、コリン·ファースの黒歴史のひとつと言ってもいいくらいかと。いや、コリン·ファース、わりに仕事選ばないというか、結構どんな仕事でも引き受けてやってたんだなあと、ある意味感慨深い。でも、もしかするとこの役が『マンマ・ミーア』に繋がってるのかもしれない、と思うとどんな仕事も侮れない。2003年、『ラブ·アクチュアリー』以前の映画なので、黒革のパンツでクネクネしてもカッコよかった。

アメリカ人の英国・及び英国人、特に上流階級に対するステレオタイプのオンパレードで、出てくる人物たちのキャラが薄っぺらく、本物の英国人らしく感じられなかったのは、プロデューサーも監督も脚本家もアメリカ人だからだろうか。原作はイギリス人の書いた戯曲らしいが、そちらにアメリカ娘は登場してなさそうなので、かなり違う話になっているのではないかと想像する。

お母さん役のケリー·プレストンさん、おきれいな方で、どこかで見たことあると思ったら、『Jerry Maguire』のあのチョー恐い元カノじゃありませんか!そう思ったら、このお母さんまで怖いような気がしてきた…。あの役の破壊力すごい。

撮影当時16歳だったアマンダ·バインズちゃんの、いかにもティーンエイジャーらしいスレンダーな身体つきが眩しかった。顔はフェルメールっぽくて、典型的アメリカンガールという感じではないような。ちなみに、お父さんにもお母さんにも似てませんでした。
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