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THE JUON/呪怨の群青のレビュー・感想・評価

THE JUON/呪怨(2004年製作の映画)
2.6
アメリカの家族が巻き込まれる呪怨のリメイク。日本のビデオ版1,2と劇場版1をうまくまとめたものになってて分かりやすい。
しかし設定にアメリカ人を絡めたせいで少々強引な世界観になっている。まあでも外国人が日本に来たら、みたいなライド感が本国で味わえる意義があるかもしれない。

冒頭に出てくるのは真木よう子。この人なんだかんだで外国の作品にも出てるなぁ。ワイルド・スピード3とか笑

序盤に寺を主人公たちが見るシーンがあるがこれはアメリカ側の指示だそう。日本の町並と古き文化が混ざり合っている風景を見せたかったのだそう。日本ってやっぱり変わってるのかなぁ。
俊雄、伽椰子の現れ方は日本のものよりストレートで多め。日本人からすればハッキリさせすぎ!ってなる人もいるかもしれないが、個人的には良い変化だと思う。日本のホラーは世界でも通用するということをしっかり伝えている。
はっきり言って怖さはリングシリーズの比ではない。何せ伽椰子はどこまでも追いかけてどこからでも出てきて、殺すor拐うor廃人にさせるという高スペック。なんだこいつ笑 反撃不可なのでアメリカのホラーキャラクターより強いんじゃないか?笑 アメリカのホラーキャラクターは現実にいる奴らだし。

大筋もビデオ版劇場版の大切なエピソードをまとめた感じ。うん。これはこれで全然良い。劇場版2で使った壁を叩く音のネタ(呪怨の中でも結構怖い演出)を早速使っているところを見ると、出し惜しみなく怖がらせにきているのを感じます。

アメリカ人の違和感はあるものの呪怨とはなんぞや?を楽しむならこれからでも良いかもしれないと思った。
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