「結婚してくれ」「私を変えて」
人気ヴァンパイアもの第3作目。吸血鬼と人狼の2人の間で揺れるベラ。エドワードと結婚する？自分もヴァンパイアになる？新たな敵は？
今回は卒業、結婚、吸血鬼仲間になるか否かと人生の転機にテーマ盛りだくさん。その分シアトルで暴れるニューボーンの吸血鬼達は影が薄い。特殊な名家に嫁ぐ葛藤と見れば、古典的なストーリーにも見える。激化する三角関係もあり、ローファンタジーでありながらソープオペラなのだ。
クリステン・スチュワートもロバート・パティンソンもテイラー・ロートナーも変わらない。ダコタ・ファニングが前作から引き続いて出ているが、大人の俳優になろうと頑張ってる頃だと思う。
作りとしては、かなりベラ達の三角関係の比重が大きくて、今作の敵キャラの扱いが雑過ぎると思う。育ったシリーズなので期待に応えたいのは理解するけれど、ちょっとバランスが良くないような。
愛と対立、最後にちょっと戦い、みたいな作品。
