これも吹替が好き。石塚さんと田中さんは、良い味出してる。
叫びを原料にして生きている怪物達の世界で繰り広げられるドタバタ。アメリカの子どもは小さい頃から親とは別で寝るのでクローゼットに対する意識が強く出るんだろうね。ブギーマンなんてやつもいるし。だからこその設定だと思うわ。でもそれだけの設定じゃなくて、最近の子どもは変に大人びて、ただのモンスターじゃ怖がらなくなってきてそれにモンスター達が焦ってるというのが良かった。まるでいつものやり方じゃうまくいかなくなってきた会社みたいだ。
それを通して描くのは初めて子を持った人の成長だな。お父さんってどうやってなれるのかな?
目の前には生まれて初めて見る異質なもの。どんなふうに接すればいいの?そんな初めての連続があっててんてこまいになるサリーに一気に感情移入。
スエゾー…じゃなかった。アーリマン…じゃなかった。マイクはどっちかつうとリアリズムでサリーと対立する。が、友情のためとあらば火の中水の中。かっこいい。
最終的な着地もほっこりできる。