今敏監督作品で間口の比較的狭いのはこちら。
いやもう、安定の作画だし話だけど夢を取り扱っているので、やっぱり“分からない”が最初に思う感想だと思います。
ですが映像体験でいうとここまで、夢を表現しているのはそうなかなかない。無機物が起こす狂気のパレード。これだけで一見の価値ありですわ。
最初に窓口が比較的狭いと書いたけれども映像美ならこれほど分かりやすいものはないのでやはりおすすめといえばおすすめ。
本当に、本当に悲しいのはこの作品が結果的には今敏の遺作になってしまったこと。惜しいと書くしかない。昨今のアニメーション業界の不安に関してもこの人がいれば何か変わっていたと確信してる。それほどの人材でした。
しみったれた文章では終わりたくないので最後に一言、
思い知るがいい!三角定規たちの肝臓を!
私こそが!お代官様!
ワァァァーハッハッハッ!