ひろ

ハンニバルのひろのレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
3.9
ミステリー映画の傑作「羊たちの沈黙」から8年たち、もはや生ける伝説と化してたアンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レクター博士

その彼が「羊たちの沈黙」の続編で主役として帰ってくると知った時は、アンソニー年取ったけど大丈夫かな?とか一抹の不安を感じながらも、先行上映に先頭で並んで観に行ったのは言うまでもない

前作で脱獄したレクター博士を追うのは、当然博士お気に入りのFBI捜査官クラリスなんだけど、ジョディ・フォスターがグロいからやだって出演を断ったため演じたのはジュリアン・ムーア

続編で俳優代わってがっかりしてたら、ジュリアン・ムーア最高でした

そして、心配してたアンソニーっといったら、前作以上の暴力と残虐性と知性で、圧倒的な存在感なんです

レクター博士は年取っても最強に危ない紳士でした

日本でR15になっただけあって、殺人シーンはかなりグロいから、そういうの苦手な人は早送りしてね

今回は、レクターとクラリスだけじゃなく、もう一人キーパーソンがいるんです

レクターに恨みを持つ大富豪メイスンなんだけど、レクターの被害者の数少ない生き残りで、レクターを殺すことを生き甲斐に生きてる異常者

車椅子に特殊メイクで誰だか判らないけど、演じているのは、ゲーリー・オールドマン

ほとんど動けない設定の人物を巧みな目の演技で感情を表現して魅せてくれます

ゲーリーは最高だ!

クラリスとメイスンがレクター博士を追いながら、レクターは自分の欲求に忠実に殺人を犯し余裕の表情
どうなっちゃうのよ?

それは観てのお楽しみなわけだけど、原作と映画の結末が全く違うから比べてほしいね

個人的には原作の結末の方が好きかな
ひろ

ひろ