アタフ

ロッキー4/炎の友情のアタフのレビュー・感想・評価

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)
3.7
な ん だ あ の ロ ボ ッ ト は ! ! !
俺は一体何を見ているんだ!?SF映画を見ているのか!?
「デショ? アナタモサイコウヨ[◎口◎]」って何だこれは!?
アポロもポーリーも唖然としていたが、俺のほうが100倍唖然としたからね、この映画は…ロッキーなのか!?


まあ、それはいい、それはいいのだが


マジかよ…あのアポロが…アポロが…
いやね、アポロがどのような結末を迎えるのかは『クリード 炎の宿敵』の予告編で知っていましたよ、でもショックでした。三作目から急にイイ奴になって、好きになったキャラクターだったのに、でもこれが『クリード 炎の宿敵』に繋がっていくんでしょうから楽しみです。

ロッキーシリーズには毎回"戦う理由"があるが、今回はもちろんアポロの敵討ちである。以前の作品では戦うか戦わないかをうじうじ悩むのがロッキーだったが、今回は全く考えない!!即決だ!!

「よくも俺のアポロを!!許さねぇ…俺がお前をぶっ殺す!!」

良い、シンプルで良い、良いけど決断があっさりしすぎていて、ちょっと薄味ですね。


お馴染みのトレーニングは原始的なトレーニングをするロッキーと近代的なトレーニングをするドラゴをカットバックで見せる。
ドラゴがランニングマシーンで走ればロッキーは雪山を走る。
ドラゴがバーベルを持ち上げればでロッキーは薪を持ち上げる。
ドラゴが相手を殴り倒せばでロッキーは木を切り倒す。
凝った演出で面白いが、挿入歌が2曲ぐらい使われていたんで、ちょっとくどいとも感じた。


そしてロッキーとドラゴの対決へ
おお!ロッキーちゃんとアポロのパンツ履いてんじゃん!!わかってんなーーーー!!これぞ炎の友情!!

戦いの場はソ連ということで超超超アウェイである。私はスポーツで圧倒的なアウェイに乗り込んで戦う展開好きなんですよ、北朝鮮に乗り込むサッカー日本代表、カンプノウに乗り込むレアル・マドリード、そしてソ連に乗り込むロッキー・バルボア。

それにしてもドラゴとロッキーの対格差、というよりスタローンとドルフ・ラングレンの対格差が…
案の定滅多打ちにされるロッキーだが、アポロとは違いロッキーには鉄のような打たれ強さがある、ビビるドラゴ、反撃するロッキー
今作で戦いももちろん熱いのだが、ロッキーが何故勝てたのかのロジックや盛り上げ方が前三作よりも弱い気がした。

そして、最後にロッキーが急に政治的なメッセージを言い出して、「ロッキーってそんなキャラだったっけ?」と少々疑問に思ったが、まあいいでしょう。前三作と比べると多少劣る作品だとは思いましたが、今後のロッキーシリーズにおいては重要な作品じゃないのでしょうか。



★★★今年、家またはリバイバル上映で見た映画のベスト10★★★

どうでもいいランキングですが、備忘録として。

1位 貞子vs伽椰子
2位 早春/DEEP END
3位 ロッキー
4位 ザ・レイド
5位 泳ぐ人
6位 ポゼッション(イザヘラ・アジャーニが出ているほう)
7位 戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん
8位 ロッキー3
9位 おとなのけんか
10位 花とアリス

今年は白石晃士監督がの作品を見て大好きになった、貞子vs伽椰子も観る前はバカにしていたが、予想を裏切り物凄く面白かったのでベストに。あとは、今更ながらロッキーシリーズを見始めて、いかにスタローンが偉大かを噛み締めている。
アタフ

アタフ