「生きているうちに何かを成し遂げたい、何かを残したい」という欲求は結構普遍的な欲求だと思うし、人間誰しもが大なり小なり思っていることなのではないでしょうか。
だから、コルムの考えは一定の理解は出来る>>続きを読む
『セールスマンの死』
アーサー・ミラーの有名な戯曲を映画化した作品です。アスガー・ファルハディ監督の『セールスマン』でも引用されていましたし、そもそも有名な戯曲であるため『セールスマンの死』という話を>>続きを読む
数多くのアカデミー賞を獲得しているこの『波止場』という映画。
齢30歳にして初めてこの映画を鑑賞しましたが、これは人々が"どのように生きるべきか"を提示してくれる人生の糧になるような映画でした。
普>>続きを読む
今年はこの映画といい『TITANE/チタン』といいエグイ出産シーンを見せられる映画が多いですな。
なんだかんだ「衝撃の映像体験!!」「見なきゃ損!!」みたいな評判を見ていると、話自体に興味がなかったとしても見てみたくなってしまうのが映画オタクというもの。
映画オタクを自称している手前「『アバター/>>続きを読む
主人公サイドのほとんどが女性であり黒人である点からして、ポリティカルコレクトネスに配した映画のように見えるが、そこを強調したい映画ではないと思うし、女性であり、黒人でありが活躍するべき理由がちゃんとあ>>続きを読む
「男は仕事、家事は女」そんな一般的な浸透して"しまっていた"価値観に対するアンチテーゼを掲げる映画。
最近では女性のそのような価値観もアップデートされてきているのかとは思いますが、実際のところはどうな>>続きを読む
これがエストニアのおとぎ話なのか…??
モノクロの美しい映像たちによって構成されるこの映画は、舞台は中世?のエストニアの寒村、雰囲気はダークファンタジーであり、でも内容は純粋な恋愛物(三角関係)といっ>>続きを読む
メキシコと言う国がいかに恐ろしいかと言うことは、『ボーダーライン』や『悪の法則』『皆殺しのバラッド』など様々な映画が教えてくれたが、その"メキシコマジ怖い映画"の傑作の1つに入るであろう作品がこの『息>>続きを読む
自殺した親友へ想いとともに突っ走るとてもエモーショナルな映画でした。主演の永野芽郁はこの作品で初めて顔と名前が一致した。
コミックが原作らしく皆様のレビューを見る限り原作に忠実な作りの様だ。自殺した>>続きを読む
もっとおどろおどろしいホラー映画かと思っていましたが、どっちかと言うと芸術映画寄り??
アイスランドが舞台のホラー映画と言うことでこれも北欧ホラー??アイスランドって北欧という位置づけなのかはよく分か>>続きを読む
『ニーチェの馬』に引き続きタル・ベーラ作品の鑑賞。
モノクロの陰影がハッキリとした美しい映像、モノクロの映像にはタバコの煙がよく映える。
片方から片方へゆっくりとスライドしながら情景を映すカメラワー>>続きを読む
高橋洋監督の新作Jホラーということで本格的な恐怖演出を期待しつつ鑑賞してきました。
Jホラーというジャンルは大好物である反面、最近の邦画のホラー映画は大衆向けなポップなホラー映画ばかりで、『リング』>>続きを読む
A24が仕掛けるエクストリームライドホラーと言うことで、結構捻った感じのホラー映画なのかなと思いましたが、実際はホラー映画の王道のような内容でした。
映画前半、主人公一行がバンでテキサスの田舎の一軒家>>続きを読む
気になっていた1967年のチェコ映画『マルケータ・ラザロヴァー』を見てきました。
見たのはいいものの、この映画に対しての前提知識や不明点が多かったので、勉強がてら備忘録として残しておきます。
まず、>>続きを読む
途中ぺ・ドゥナが車外から流れてくる曲を聴いて「この映画の結末みたいにはならないだろうけど」みたいなこと言うけど、この曲ってAimee Mannの『Wise Up』で映画は『マグノリア』のことですよね?>>続きを読む
俺は泣いた!!マードックとグースの息子との感動的な展開にでも、アイスマンの再登場に対してでもない!!
最高品質かつ最大規模のドッグファイトシーンを4DXで体感できたことに対してだ!!
私は小学生の頃>>続きを読む
映画の中盤、更紗が公園で髪を靡かせながらハンバーガーを食べるシーンがあるが、この場面が更紗一番が"自由"を感じていたシーンだと思う。それだけこのシーンは清々しい場面であり印象に残っている。
髪を靡か>>続きを読む
映画の中にはリアルタイムで映画館で見たことを自慢できる映画というものがある。
過去で言えば『スターウォーズ Episode4』とか『2001年宇宙の旅』とかが該当すると思われ、これらをリアルタイムの映>>続きを読む
シン・ウルトラマン
私は特に庵野秀明ファンでもウルトラマンファンでもないのですが、なんか気になって初日に見に行ってしまいました。
ウルトラマンファンではないといったものの、幼少時はウルトラマン大好きで>>続きを読む
『セイント・モード/狂信』
タイトルから分かる通り宗教(この映画の場合キリスト教)に妄信する在宅看護婦モードの狂気を描いた映画。モードは末期ガンにより余命幾許もない元ダンサーのアマンダを看取る中で、死>>続きを読む
「少年は残酷な弓を射る」原題は「We Need to Talk About Kevin」
kebinはエズラ・ミラー演じる母を拒絶する青年である。
ケビンについて何を話し合う必要があるのだろうか??>>続きを読む
サム・ライミ監督によるMCU最新作『ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が遂に来ました!!
もう、タイトルがワクワクするよね、確か3年ぐらい前にマーベルが発表した今後公開されるフェーズ>>続きを読む
映画の内容とは関係ないのですが、、、
この映画のテーマ曲として流れる「Now we are free」という曲、どこかで聞いたことあるな~と思いながら見ていたのですが、思い出してみると、2009年UE>>続きを読む
中年オヤジの若い女への異常な執着。
男という生き物は幾つになっても若くて綺麗な女性が好きなのである。
普通の男性であれば年を取るごとに年相応な女性と付き合おうとするものだが、なまじ金を持っていたり権力>>続きを読む
ロベール・ブレッソン監督の作品は初見です。
「たぶん悪魔が」というタイトルに惹かれました。
多くを語らない話運びや感情的を抑えた静的な演技にはいかにも芸術映画であると感じさせられる。自殺願望にとらわ>>続きを読む
家族の愛と絆を描いた本作でのラストで歌われる「青春と光の影」であるが、家族の崩壊という全く正反対のテーマである「ヘレディタリー継承」でも使用されていることが興味深い。
歌詞を調べてみると
「風にな>>続きを読む
依存症といった観点でこの映画を見ると、冒頭からスタンという男が常に何かに依存していることが分かる。
スタンは冒頭の登場時からずっとタバコをふかしており、ちょっとも間ですらタバコに火をつける。タバコを吸>>続きを読む
妻との関係も息子からの尊敬も薄い冴えない中年男が実は最強の殺戮モンスターだったという、ボンクラ(俺含む)が好む一種のジャンル映画。
実は"暴力的に"最強であるという事実をさらけ出すことで、妻からは惚れ>>続きを読む
M字ハゲ俳優が多く出ていて親近感のわく映画でした。
北欧ホラー映画と言うと『ミッドサマー』を思い浮かべるが、この映画は結構『ミッドサマー』しかり『ヘレディタリー継承』しかりアリ・アスターの映画の影響を強く受けていることが伺える内容となっている。
家族、>>続きを読む
やっぱマイケル・ベイはスゲェや!!!
相変わらずストーリーや状況を丁寧に説明するといったことに一切興味がなく、映画の大半が
カッコいいカメラワーク
大破する車
怒鳴り合う人たち
で形成されています>>続きを読む
難解映画と言える部類の映画だと思いました。
一応ではあるがストーリーは理解できる。
富裕層のイタリア人一家(父、母、息子、娘、家政婦)が突然現れた訪問者に"性的"に魅了されていく映画である。テレンス>>続きを読む
とにかくとんでもなくエグい映画という噂だけは聞いており、何度か見ようと思ったものの心の準備が整わず先送りにしていた映画。
スプラッター映画はそこそこ見てきていますが、その中でも最凶レベルらしいので、な>>続きを読む