ドルフィンキック

仮面ライダー対じごく大使のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

仮面ライダー対じごく大使(1972年製作の映画)
5.0
地獄大使率いるショッカーが、ある装置で、悪巧みを企てるが、本郷猛・仮面ライダー1号と滝和也によって、阻止されて、打ち砕かれるお話。

もう、仮面ライダーを含め、昭和の特撮変身ヒーロー作品の王道の内容なので、驚くほどの衝撃的な作品ではありませんが、「無難」に「手堅く」、楽しめました♪

バイクチェイス、馬を使ったアクション、ヘリコプターを使用したアクション、秘密基地、仮面ライダー1号VS新怪人・カミキリキッドのタイマンバトル、再生怪人軍団の登場(等身大特撮ヒーロー作品で、定番の横一列に並んで、一人、一人、自分の名前を言う怪人達)、爆破アクション・・・。

劇場版ならではのスケールの大きさも、随所に、垣間見れて、中々、見応えが、ありました。

もちろん、藤岡弘、さん演じる、本郷猛の活躍、変身ポーズ&変身描写、仮面ライダー1号の活躍も、とてもカッコ良くて、グッと来ました♪

それから、今更ながらですが、千葉二郎さん演じる、滝和也の拳脚アクションが、スピード感が、あって、キレッ!キレッ!で、流石、千葉真一さんの弟さんだと感心しました。

アクション、ストーリー、音楽・・・。

総合的に考えて、昭和の仮面ライダー映画としては、合格点だと思います♪

それから、仮面ライダーと言えば、現在、「シン・仮面ライダー」(現時点では、未見ですが。)が、劇所公開中ですが、公開記念“特別放送”映画『シン・仮面ライダー』幕前/第1幕 クモオーグ編として、劇中の一部が、ノーカットで、放送されているのを見ました。
たとえ、一部だとしても、公開中の作品が、地上波で、テレビ放送されるのは、超異例とのことですね。

クモオーグ編のみの感想ですが、冒頭のド迫力のカーアクション、爆破アクション、浜辺美波さん演じる、クールビューティー、緑川ルリ子の存在感、池松壮亮さん演じる、本郷猛・仮面ライダー1号のバイクアクション&変身描写、仮面ライダー1号VSショッカー戦闘員数人(暴力描写が、過激なのは、賛否両論あると思いますが。)のスピーディーなバトル、ノスタルジーを感じる、ロケ地のダム、仮面ライダー1号対クモオーグ・・・。

クモオーグ編のみでも、結構、見所満載でした。

仮面ライダー1号VSクモオーグは、最近、地上波のテレビ放送も、された、第1話「怪奇蜘蛛男」へのオマージュ&リスペクトが感じられて、上手い具合に、現代風にアレンジされていて、ノスタルジーと新しさが、見事に融合していると感じました。

それから、立ち回りですが、クモオーグの身のこなしが、素晴らしくて、サイドフリップ、バク転からの跳ね起き、壁宙など、パルクールやトリッキング(XMA)の技や動き(ムーブ)が、取り入れられていて、ニヤリとしました♪
クモオーグのダムの壁を連続バク宙して着地するアクション、まるで、漫画のような、仮面ライダー1号の破壊力抜群のライダーキックも、大迫力で、圧巻でした!
仮面ライダー1号のトランポリンアクションでの空中での姿勢の美しさも、大野剣友会の中屋敷哲也さんよろしくとばかりに、肉体アート全開!で、とてもカッコ良かったと思います♪

あと、番組の最後で流れた、子門真人さんの「かえってくるライダー」も、仮面ライダーソングの正に、名曲で、とても感動しました♪

いや~、やっぱり、仮面ライダーはカッコ良いですね♪