ドルフィンキック

カンフー・ダンク!のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

カンフー・ダンク!(2008年製作の映画)
3.9
ジェイ・チョウ祭り②。

過去に試写会で、観ました。

そして、中古DVDを購入して、久ぶりに再見しました。

試写会で、観たときは、正直、「それほどでも~。」って感じたんですが、再見したら、とても面白かったですね。

アジアのスーパースター・ジェイ・チョウを始め、台湾・香港のスター俳優が、大集合した、豪華な作品ですね。

ジャッキー映画でお馴染みのシャーリーン・チョイ、エリック・ツァン、チェン・ボーリン、そして、カンフー映画界のレジェンド、レオン・カーヤン、「少林サッカー」からは、ン・マンタ、ウォン・ヤッフェイ・・・。

そして、アクション監督には、ワイヤーアクションに定評のある、チン・シウトン、凄いメンバーが揃い、ワクワクしました。

武術学校で、育った、ジェイ・チョウ演じる、孤児のシージエが、その武術学校で、培った、カンフーの腕前と神業的な投球コントロールに目をつけられて、ひょんなことから、大学のバスケットボール部に入部させられて、活躍するお話。

ストーリーに大きな捻りはありませんが、スポ根映画の王道的な展開で、「無難」に、そして、「手堅く」、楽しめました♪

アクションに関しては、本作の見所の一つである、前半のレントランでのジェイ・チョウと悪党達の大乱闘は、華麗で、ド迫力で、とても気分が高揚しました。

とにかく、ジェイ・チョウの拳脚アクションが、キレッ!キレッ!で、どの技も、表情やポーズも、余裕があって、カッコいいですよね。

サイドキック、ローリングソバット、後ろ回し蹴り他の多彩な足技、パンチとチョップを組み合わせた、力強い拳技、二丁拳銃ならぬ、短い棍棒を巧みに、駆使した、二丁棍棒で、多数の敵を、一気に、叩きのめす、アイテムアクション・・・。

どれも、最高でした!

バスケの試合のシーンも、CGに頼り過ぎずに、適度なワイヤーと己の生身の肉体を駆使した、超絶プレイが、丁度、いい具合に、混ざり合っていて、グッと来ました♪

特に、僕が、気に入っているプレイで、ジェイ・チョウが、敵の選手を交わすために、スライディング気味に、コートの床に滑り込んで、仰向けの状態で、床を、回転して、そのあと、ブレイクダンスのウインドミルのような足払いをしながら、旋回して、スクッと、立ち上がり、ゴールに向かって行くシーンに、しびれました。

ドリブルも、華麗なボール捌きで、上手かったし、ロングシュートやダンクシュートも、素晴らしかったと思います。

ラストの試合に、師匠達が、助っ人に表れて、カンフー、気功、針、ブレイクダンス、バックボードに張り付いて敵の選手のシュートを防いだりと、やりたい放題(笑)の爆笑プレイに笑いが止まりませんでした。

あの師匠達の爆笑プレイのシーンは、「少林サッカー」的な笑いやユーモアが、あり、シリアスな展開の中、良い箸休めとなり、お話の流れ的にも、メリハリが、付いたので、ナイス!プレイでしたね。

ただ、その後も、白熱した展開が、続いて、引き込まれたんですが・・・。

本作で、一つだけ、不満点を挙げるとすれば、ラストの勝敗が決まる手前のシーンで、CG満載!のありえねぇ~(笑)、まるで、アニメのような、非現実的なファンタジー描写が、入って来たことは、正直、拍子抜けしてしまいました。

いきなり、作品の世界観が変わってしまったようで、違和感がありました。

確かに、冒頭のシーンが、上手いこと、あのシーンに繋がるし、ドカンと大きなサプライズにも、なるのかもしれませんが、個人的には、少し、合わなかったので、残念でした。

欲を言えば、あそこは、ノンストップ!で、リアルな展開&適度なワイヤーアクションと己の生身の肉体を駆使した超絶プレイで、勝敗が、決まる方が、もっと、大きな感動が、味わえた気がするのですけれどね。

とは言え、スポ根映画ならではの映画を見終ったあとの爽快感は、格別でしたけれどね。

ひとつだけ、不満点は、ありましたが、総合的に、及第点で、十分に、楽しめました♪

それから、バスケと言えば、日本で、開催されていた、ワールドカップで、日本が、自力でのオリンピック出場を決めた歴史的な瞬間を、地上波のテレビ放送で、リアルタイムで、見れたので、とても感動しました。

あめでとうございます。言いたいですね。

たとえ、バスケの選手としては、小柄な選手であっても、富樫勇樹選手や河村勇輝選手のように、テクニック、運動量、スタミナで、カバーすれば、十分に背の高い選手に対抗出来ることが、分かり、とても勉強になりました。

あと、3ポイントシュートを決めることが、いかに、重要かも、分かりました。

来年、開催されるオリピック、日本の活躍を楽しみにしています♪