DVDを購入して見ました。
「一文字拳 序章」と、同時収録だったので、続けて、見ました。
まず、思ったのが、作品名が、「帰ってきたウルトラマン」と「仮面ライダー2号・一文字隼人」を足して二で割った、ナイス!なネーミングで、ナカモトユウ(中元雄)監督のこだわりやセンスの良さに、グッと来ました♪
内容ですが、中年のおじさんが、おやじ狩りにあって、痛い目をして、ひょんなこととから、出逢った、若者(茶谷優太君)に、弟子入りして、修行して、カンフーを、習得して、心身共に、強くなって、リベンジするお話なので、ジャッキー・チェン主演の「スネーキーモンキー・蛇拳」やジャッキー・チェン主演の「ドランクモンキー・酔拳」の逆バージョンですね。
若者から老師に教わるって言う設定は、よくあるパターンで、お馴染みなのですが、その逆で、教える側の師匠が、若者、そして、教わる側の未熟な人物が、中年のおじさんって言う設定は、とても新鮮でした。
なので、王道でありながら、斬新な設定、ストーリーで、中々、楽しめました♪
ジャッキー腕立て伏せ、腕立て伏せした中年のおじさんの上に座ったり、中腰の状態で、足に茶碗を乗せて、こぼさないようにポーズを取ったり・・・。
ジャッキー映画へのオマージュ&リスペクト満載!でした。
「モンキーフィスト・猿拳」のユン・ピョウの連続バク転を彷彿とさせるような、茶谷優太君の超高速の連続バク転も、肉体アート全開!で、とてもカッコ良かったと思います♪
成長された、中年のおじさんの活躍は、カッコ良くて、爽快感が、格別でした。
とは言え、中年のおじさんの成長物語としては、良かったのですが、改造人間軍団のエピソードは、正直、微妙でした。
辻褄が合わなかったり、突っ込み所満載!だったり、疑問が残る箇所があったり・・・。
カオス感が半端なくて、正直、意味がよく分かりませんでした。
なので、良い所と微妙な所が混在する作品でしたね。
とは言え、イコ・ウワイス主演の「ザ・レイド」や青野楓さん主演の「ハイキック・ゾンビ」や「ハイキック・エンジェルス」を彷彿とさせる、狭い限定空間内での茶谷優太君の激し拳脚アクションは、ナイス!でした。
建物内の柵を飛び越えるパルクール的なアクションは、「アルティメット」シリーズや「フルスロットル」で、お馴染みの、ダヴィッド・ベルを彷彿とさせて、こちらも、カッコ良くて、ナイス!でした。
しかし、パルクールまで、アクションに、取り入れて来るとは、素晴らしいアイディアだと思います♪
あと、水曜ロードショーのオマージュ&リスペクトが、最後に、上手い具合に、繋がる、ロマンティックな粋なエンディングにグッと来ました♪
「一文字拳 序章」と合わせて、同じく、ジャッキー映画へのオマージュ&リスペクト満載!の「真一文字拳」と、見比べてみるのも、面白いと思います♪