もじゃ

アバウト・ア・ボーイのもじゃのレビュー・感想・評価

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)
4.0
「優しいウィルおじさんを演じよう」

軽薄な独身男がシングルマザーの息子マーカスと知り合う。彼らは家族になる?

子供がいないのにシングル親の会に参加するクレイジー。無茶苦茶な導入だけれど、主人公の軽薄さを表すには効果的か。グイグイ来る子供にたじろぐのが面白い。展開はお約束のような、上手く転がりすぎる気はするけれど安心して見られる。

主演ヒュー・グラント。軽薄なコミカルさはピッタリで高田純次のようだ。出てるだけで面白い作品のような気がしてくる。マーカス役の子は髪型といい、なかなかのイジメられっ子の雰囲気。俳優や建物など、英国はやはりハリウッドとは違う趣きがある。

ウィルがマーカスを家に上げた所がターニングポイント。後は進むしかない。楽しいことや若干の葛藤がある中盤。ウィルが本当に必要な事に気づいて行動を決めて終盤へ。最後の形は不思議な所に落ち着いたけど、終始ニヤニヤ楽しめた。

出会いが人生を好転させるのはいいね、っていう作品。
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