もじゃ

マッドマックス 怒りのデス・ロードのもじゃのレビュー・感想・評価

4.0
「V8を讃えよ」

核戦争後の世界。やべぇ集団ウォーボーイズから女大隊長フュリオサが女達を連れて逃げた!マックスは彼女と協力して緑の地へ辿り着けるか?

暴力が支配するヒャッハー時代に女性の開放をテーマにひたすらカーアクション。男でもこのイカれたマッチョイズムには苦しんでいるんだ。そして逃げ出した先に楽園なんて無い。過酷な社会を生きるには自分が強くなるしかないんだ!みたいな。

かつてのシリーズではメル・ギブソンが演じたマックスをトム・ハーディ。唇に特徴がある。女戦士フュリオサのシャーリーズ・セロンは坊主でも美しい。その他呪怨みたいな白塗りウォーボーイズ、イモータン・ジョーなどなど濃いキャラしかいない。

絵的には荒野を走る車の隊列がかっこいい。イメージ通りのマッドマックスだ。
前半は映像はちょっとCGが過ぎると感じた。綺麗過ぎたのでもっと砂のざらついた感じがあってもいい。そして夜のパートは青くて美しい。

構成について。時間はしっかり2時間。カーアクションに始まりカーアクションに終わる。
逃げるフュリオサが追われる第1幕。マックスが逃れて女達と合流して第2幕。進んで折り返す中盤を経て、再び追いかけっこカーアクションの第3幕とわかり易い。

車って大事だね、っていう作品。
もじゃ

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