
1990年5月、薬師寺回廊の第一期工事が行われていた。棟梁として取り仕切っていたのが“鬼”と称された匠・西岡常一である。「技術は体で覚え、盗むもの」と言われ、自らもそうして得てきた宮大工の…
>>続きを読む何より岩下志麻の美しさ。そして1人2役を演じ分ける中で、 姉妹の人生のすれ違いを着物や着こなしで表す演出が素晴らしい。 洗練された原作の世界観に映画ならではの視覚的な美が加わり、文芸作品の…
>>続きを読む“小森”は東北のとある村の中の小さな集落。いち子は一度都会に出たけれど、自分の居所をみつけることができず、ここに帰ってきた。近くにスーパーやコンビニもない小森の生活は自給自足に近い暮らし。…
>>続きを読む人間の悲しみと喜びの涙でできたといわれる余呉湖。貧しい農家の娘・さくは、その水で三味線糸や琴糸を洗う西山部落へ連れてこられ、同郷の男衆・宇吉と恋に落ちる。宇吉が兵役に行っている間、さくは京…
>>続きを読む刀匠たちが技術の粋を尽くして生み出してきた日本刀は、どのように作られるのか?そしてどのような歴史を辿り、目の前に在るのか?刀剣に込められた日本人の心・魂が、銀幕を彩る。明石国行、童子切安綱…
>>続きを読む亭主に先立たれた老婆おりんは、嫁に先立たれた息子の辰平の後妻を探しながら、けさ吉はじめ3人の孫の面倒を見ている。村では、貧しい村での口減らしのため70歳になると楢山まいり(姥捨て)をする風…
>>続きを読む