「禁じられた遊び」って「墓地を掘り返して骸骨でおままごとする遊び」だとしばらく思い込んでいた。
そういうことだったのね、、と改めて真実(?)を知ってちょっとすっきりした。
爆撃で両親を失ったポーレット(4〜5歳くらい)は相当な小悪魔。
確かに無邪気で可愛いんだけど、もともと良い家で不自由なく育ってきたお嬢ちゃんって感じ。
そもそも自分のミスで両親を死なせちゃって、一人ぼっちで迷子になったところを助けてくれた少年ミシェルを惑わす小悪魔そのもの。
貧乏な農家の大家族の末っ子のミシェルは見た目もイケメンだし、生きていくチカラのレベルも高い。もちろん、小さなポーレットを放っておくことなんかできないし、自分だけを頼ってくるポーレットのためなら、自分のチカラをすべてポーレットのために発揮する。
それが周りの大人が意地悪で冷たい人ばかりだったらしょうがないかもしれないけど、結構いい人ばかり。
ミシェルのお父さんはいかにも大家族の長で粗暴だけど、何やかんやポーレットのことは気に掛けてくれている。お母さんも、きょうだいたちも何やかんや優しい。
神父さんも、警察も、修道女も、決して横暴なところはなく、大人として最善の慈愛を持っている。
だから、ポーレットは、きっと幸せになれるんだと思う。何年かして、それでもお互い会いたいのなら、きっと会えると思う。