前衛的でおもしろかった。おもしろかったけど前衛的過ぎて(?)ちょっと寝てしまった。
タイトルの通りメディアに対する痛烈な風刺を、芸術的に演劇的に寓話的に表現している作品だ。個人的には、擬人化の表現がお気に入りで、ずっと役場の受付をやり続けているおじいさん(うろ覚えなので設定違うかも)と、メディアセンターのアーカイブルームみたいなところにいた三人のよぼよぼのおじいさんたち、その名も「独立性」「超党派」「客観性」が本当におかしかった。
そして、主人公であるドリアン・グレイは設定の通り、若くて裕福でハンサムで世間知らずで、見た目はキリアン・マーフィーみたいで、何となく女性ぽくて、、なんて思ってたら、本当に女優さんというか当時のスーパーモデルのヴェルーシュカ・フォン・レーンドルフが演じているそうだ!
いろいろびっくりだし、表現の仕方がすごく好きなので、寝てしまった分を取り戻す意味でももう一回観てみたい。