すぽんてぃにあす

デリカテッセンのすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

デリカテッセン(1991年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

あの名作「アメリ」を手掛けた、ジャン=ピエール・ジュネ監督のデビュー作。

グロい系かななんて勝手に推測してたけど。
なんともお洒落なブラックコメディ映画、しかもここまで完成度の高いのもなかなかお目にかかれないのではないかな。
鑑賞後に監督のデビュー作と聞いて、ちょっと納得した。

核戦争後の食糧難のパリを舞台に、広げすぎないでシチュエーションも限定していながらの脚本は凄い。
登場人物も個性豊か。そのキャラクターが何故そうして構築されたのかは想像にお任せします状態ではあるが、様々な登場人物が入り乱れてユーモアが溢れ出て止まらない世界観は秀逸。

後半から触れられている地下の展開についてはちょっと付いていけてなかったが、そういう世界観なんだろうなと認識。
地下についての全てが蛇足というわけでもなかったし、笑える描写も多々あったのは確か。

自殺願望のある女性の件は全部面白かった。
などの登場人物への好みでスコアは個人的に上げさせてもらいました。
良き、ぶっ飛んだ作品です。