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たった1人のトリロジー 〜クリストフプロフィのアルプス三大北壁単独登攀のmingoのレビュー・感想・評価

3.5
亡き友との約束を胸にわずか42時間のうちにアルプスの三大北壁の単独連続登攀に挑戦する様を追ったドキュメンタリー。撮影や取り巻く人が大掛かりすぎて1作目の「クリストフ」の方が孤独な登山家が表現できててミステリアスで良かった…妻のシルヴィアンヌのサポートは有り難いのに言葉にしないまでも「山と向き合わせろ」とクリストフの意思を感じた…2つ目の山でライトの電池が切れるアクシデント、通信で妻に「山は厄介な女だ」と皮肉を言う元気があって笑う。最後の3つ目の山へ向かうときも「連続登攀を考えたやつはよほどクラいやつだな」と笑いを誘う。密着撮影のしすぎでヘリの音なども少々邪魔だったが「絆」無くして成功はあり得なかった。
パラシュートで雪景色のアルプスを見下ろして下降するの気持ちよさそうすぎだし、「じぶんの情熱に正直でいたこと」が登攀を導いたとのこと。フィリベールっぽさは割りかし皆無。
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