あんがすざろっく

オーバー・ザ・トップのあんがすざろっくのレビュー・感想・評価

オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)
3.8
これぞ「ザ・80'sムービー」‼️

中学の時にゴールデン洋画劇場で放送したのをビデオ録画して、何回も繰り返して見てたなぁ。




トラック運転手のリンカーン・ホークには、離婚した妻と、一人息子のマイケルがいた。
マイケルは資産家の祖父カトラーに引き取られ、何不自由なく育てられていた。そんなマイケルの前に、突然音信不通だった父リンカーンが現れる。
病院で手術を受けるマイケルの母を一緒に訪ねようと、トラックでの旅に連れ出す為だった。
長く疎遠だった父と息子の溝は、果たして埋まるのか。




これはシルベスター・スタローンが脚本に参加していて、ロッキーがエイドリアンへの愛を伝えるドラマであるのに対し、こちらは父から息子への想いを伝えるドラマ。
ストーリー云々の前に、スタローンの情熱がヒシヒシと感じられる訳です。

アームレスリング大会なんてのがあるのは初めて知ったし、技がどうこうじゃなくて、根性と精神力の世界ですよね。


僕はずっと吹替で見て育ってきたから、今回の配信も吹替で鑑賞しましたが、やっぱりいいですね、難しいこと考えないで見れる。
息子役のデヴィッド・メンデンホールも良かったと思います。


そして何と言っても、80'sムービーであるからには、サントラです‼️
これが最初から最後まで、カッコイイ。

初っ端は元ヴァン・ヘイレンのヴォーカル、サミー・ヘイガーの「Winner Take It All」に始まり、一時期F1の番組でテーマ曲となっていたチープ・トリックのロビン・ザンダーが歌う「In This Country」(この曲は今でも時々テレビで流れることがありますね)、本作のテーマでもあり、要所要所で流れるのは、ケニー・ロギンスの「Meet Me Half Away(心の夜明け)」、これが名曲なんですよ‼️
また、ジョルジオ・モロダーによるテーマ曲も、ロッキーのテーマに負けず劣らず、作品のテンションをぶち上げてくれます。
サントラも久しぶりに引っ張り出して聴いたら、やっぱり痺れる🤩


今見ると、もう突っ込みどころ満載なんだけど、見せたいものと強い気持ちだけで、理屈をねじ伏せる、そんなパワーが漲ってて、やっぱり大好きな作品です。


帽子のつばを後ろにすると、スイッチが入るんだ。
(真似したな、その被り方…)
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