未島夏

書を捨てよ町へ出ようの未島夏のレビュー・感想・評価

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)
3.0
虚構という前提を映画自らが語り示した上で奔放に繰り広げられる、徹底したフラストレーションの蓄積と自己陶酔。

時代、家庭、利己、肉欲、虚無、嫌悪、反骨、その全てから成る思想に一人の男が酔い潰れる映画。
そして観客はカメラワークに酔う。
未島夏

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