イライライジャ

音のない世界でのイライライジャのレビュー・感想・評価

音のない世界で(1992年製作の映画)
3.6
突発性難聴で片耳聞こえなくなってしまったので(治ってほしい)、ずっと観たかったしタイミング的に今が良いだろうと思っての鑑賞。
聾者の人々を描いたドキュメンタリーなんだけど、この優しい世界はなんだろう。聞こえない者同士が羨ましくもなる程に理解し合って尊重し合っている。手話は世界共通ではなく各国で違っているが、確かに聾者同士は他国でもすぐに通じ合える気すらする。元々聞こえないことを苦に思っている人はもちろんいないし、補聴器を付けない方が安心する人もいて、聴力はなくてもとびきり幸せに過ごすことも出来る。私の知らない素敵な世界が広がっていた。希望が持てた。