本年初レビューです。
皆さま、今年もよろしくお願い致します🙇♀️
妻の不貞を知った夫は、ある巧妙な策略を立てます。自己愛が強い彼の計画は無事成功するのだろうか。
ドラマチックな演出が多かった「見知らぬ乗客」とは打って変わって、アパートの一室で繰り広げられる秀逸で予測不能なミステリー。年末に観賞した中でも、面白くて満足度の高い作品でした。
会話劇がメインの本作は、終始推理小説を読んでいるようなスリルを味わえます。登場人物に推理作家を加えることによって、沈静化していた話が更に複雑になっていく過程に吃驚。後半の敏腕警部補と夫の対話シーンは一言も聞き漏らさない様に力が入り過ぎてしまいました(笑)
本作では「可憐な花」に相応しい役柄だったグレース・ケリー。溜息が出る程美しい彼女は、ファッションとメイクによって段違いの高貴なオーラを全身から放っていました。
今のところヒッチコック作品にハズレ無し。寧ろ、観賞を重ねる度面白さが増している印象です。次は何を観ようか考えるのが楽しみです。