理解できるのか…？敬遠していたゴダール作品をやっと鑑賞。只でさえ評価することが難しいのがフランス映画。その中でもベスト3には入るほど難しかった。
音楽、撮影法、ファッション、全てにパリという街ならではのお洒落が詰まっている。ヌーベルバーグを数多くは観てないが、この括りで評価するなら大成功と思う。
会話は噛み合ってるのかないか、意味があるのかないのか掴めず進んでいくので、主人公3人の本音が探れず、その後の行動で吃驚することもしばしば。
これが、俗に言うゴダール節なのか？
遊び心のある演出は観ていて楽しい。ルーブル美術館の最短鑑賞記録に挑戦なんて若さと勢いがないとできない。カフェでマディソンダンスを踊る3人はひたすらクール。
落ち着きのあるゴダールのナレーションが心地良くて、素敵な文学表現を用いてパリの街並みを表すハイセンスに感嘆。
噛めば噛むほど味が出る作品なのかも。また観ようと思う。
