ずん

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのずんのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

こんなに泣いた映画は久しぶりです。
もう鍵の中身が何だったのかとかどうでもいい。

トム・ハンクス演じるパパは矛盾してる言葉の掛け合いとかユーモアがあってとにかく息子にとっても最愛の父親。
そんな父親が9.11の事件に巻き込まれて何度も留守電にメッセージを残すも息子は恐怖で最期の電話を受け取れず。

後悔とトラウマを抱えつつ主人公が父親の為に必死になって鍵穴の行方を追った行動力に全ての価値があった。

言葉が喋れない実のおじいちゃんとのやり取りとかありとあらゆるブラックさんを訪ねて自力でPTSDを克服していく逞しさとか見てて本当に涙が溢れ出しました。

特にお母さんの息子を見守る暖かさ。息子の事を誰よりも見ていて心配して息子の為に先回りしてブラックさんを訪ねてたって知った時はもう感極まり過ぎて嗚咽が止まらなかった。

サンドラ・ブロックの母性溢れる演技とトム・ハンクスという素晴らしい俳優陣、9.11の事件を題材にした素晴らしい脚本に心から拍手を送りたいです。
ずん

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