「フィールド・オブ・ドリームス」のフィル・アルデン・ロビンソン監督・脚本によって製作された1992年のアメリカ映画
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「ミッション:インポッシブル」や「オーシャンズ11」と同じように、スペシャリストが集まったチームが侵入不可能な所に侵入して目的の物を盗み出すという映画。豪華キャストで編成されたチームが活躍するのを観るのはやはり面白い。
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92年の映画という“Windows”すら発売されていない時代だから、ハイテクを扱った映画にしてもハイテクがショボい。ハイテクを扱った映画を観ると世界の技術の進歩を実感する。数年前の映画ですら技術が古いということだってあるからすごいことだ。
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技術はともかく、キャストの豪華さは目を引く。主人公マーティン役のロバート・レッドフォード。近年は製作とか新人発掘したりしててスクリーンであまり見かけないが、元祖イケメン俳優らしいかっこよさ。ブラピが師匠であり父親のような存在と言うだけあって、この2人の雰囲気はそっくり。
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ドナルド役のシドニー・ポワチエ。黒人初のアカデミー賞主演男優賞を受賞した偉大な俳優。当時は白人に気に入られる黒人ばかりを演じていたから黒人から嫌われていたようだが、この人が歩んだ道は、後の黒人俳優に大きな影響を与えたのは間違いない。
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カール役のリヴァー・フェニックス。青春映画などで輝きを放っていた彼でも、この作品では若僧。まだ若僧をやるぐらい若かったんだよね。こんなに将来を期待された俳優が亡くなったのは、今でもせつない
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「ゴーストバスターズ」でお馴染みのダン・エイクロイドはこういう作品に欠かせないね。後半に少し出てくるジェームズ・アール・ジョーンズなんかダース・ベイダーの声の人だから、声を聞くだけで満足
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この映画のよい点は悪役。ベン・キングズレー演じる悪役が非情なようで人間味があるところが物語の質を上げている。ベン・キングズレーに悪役やらせとけば間違いないね
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ハイテクを期待しても仕方ないけど、個性的なキャストを楽しむにはいい作品だと思うね。