カテリーナ

エミリー・ローズのカテリーナのレビュー・感想・評価

エミリー・ローズ(2005年製作の映画)
3.4
怖い!
オープニングから登場する
世界から取り残されたような
無彩色の寂れた家
そこで起こった惨劇を想像させる
しんしんと降り積もる雪は
更に不安を掻き立てる
全体の色のトーンだけで身震いするが、

後半のエミリーが残した手紙を神父が読む
場面あたりからそれまで前のめりになって
結末の行方を追いかけていた私はぷっつりと
緊張の糸が切れた音を聞いた
それまでの迫真の演技やローラ・リニーの
熱演も全て台無し

検事側の最終弁論の台詞が
そのまま私の胸に響いた
「しんじてはいけません」
カテリーナ

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