タキ

マトリックスのタキのレビュー・感想・評価

マトリックス(1999年製作の映画)
4.3
この映画から始まった視覚効果やワイヤーアクションが多数あるとのこと。公開時に映画館で見たかったと切実に思う映画だった。今となってはマトリックスのお家芸どころか世界中の映画製作者が知る技法となってしまった。
ストーリーは一見難しそうな感じもするがコンピューターと人類の戦いというシンプルなもので、なんといっても設定と造形の細かさにオタク心が浮き立つ。
主人公トーマス(ネオ)がまたいい。表は会社員だが裏の顔が天才ハッカーだったり、最初は弱気で悩みも多くイマイチパッとしないのだが、仲間を得てだんだんパワーアップしていき、コンピューターが支配する世界から人間を開放する救世主としての自覚が芽生え、最後にはハイスピードの戦闘能力を身につけるというほぼ少年ジャンプの主人公みたいで馴染みやすい。しかもキアヌリーブスの顔にサングラス、黒のロングコートを翻してとなると最強としか言いようがない。
ただひとつ納得いかなかったのがエージェントとの戦いの最中にネオとトリニティが警備員をたくさん殺してしまってたけどアレはいいのだろうか。線引きがちょっと甘いような気がする。
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