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挽歌のmingoのレビュー・感想・評価

挽歌(1976年製作の映画)
3.8
メランコリックという言葉が一致するほど愛くるしい秋吉久美子に釘付け…揺れ動く乙女心なんて言葉は勿体無い、大胆で繊細かつ複雑な心の機微が良い味を出しすぎている仲代達矢によって増幅される。五所平之助verは未見だがヒロインは久我美子より秋吉久美子がハマっているように感じた。舞台は釧路で壮観でありながらも美しく破滅的なロマンチズム溢れる作品世界が素晴らしい。凍った湖に白鳥が渡る絵が何気なく想像できるような、久々に原作を読みたくなる「北海道文学」に出会った感ある…ラストは野付半島のトドワラかな、ヤバいジャンプショットもあるけどやはり「死後の世界」が合う最高の場所!
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