ベトナム戦争の最中、精神的に不安定になっているウィラード大尉(マーティン・シーン)は、命令を無視しカンボジアの奥地で組織を作っているカーツ大佐の暗殺を命じられる。4人の隊員とともに河川哨戒艇に乗り込みカーツの元を目指す。
良かったです。全体に映画美術と言えばいいのか、ハッとする画が多かったです。引きで撮る全体画も綺麗だし、作り物感がなかったです。特に俳優さんたちの肌の質感の出し方とか綺麗でした。
制作風景のドキュメンタリーのハート・オブ・ダークネスが面白いらしいのでとても観たい。この美しい映画美術の裏側が気になります。戦争もので美しいって言うのも変ですが、かなり美しい風景や爆撃などのカットが見れます。
川を下っている間に出会うサーフィン好きの大佐、煌びやかなステージとバニーガールの慰問、朽ち果てた基地、司令官のいない基地、船への爆撃、罪のない民間人の射殺などちょっとずつ狂気が重なって最後にカーツの王国で戦争の末期感が出ていました。
ストーリーは最初から戦争で心が壊れていた主人公がさらにベトナム戦争の狂気の姿を見て最後にどういう心境になったのかは難しかったです。また観たい。
