このレビューはネタバレを含みます
実話を元にした物語。エリクソン(マイケル・J・フォックス)はベトナム戦争にて従軍する。偵察隊として参加する小隊で軍曹(ショーン・ペン)を含む他の4人がベトナム人の女性をレイプ目的で誘拐し殺害する事件を起こす。
実話だとするとイメージより刑期が割と長くて驚きました。イラク人の捕虜を虐待した兵士たちはみんな8年くらいの刑期だったと思います。この事件では無期懲役の刑期もいて多分ベトナム人女性の件より主人公の命を狙ったことの罪が重いのかなと思いました。
映画は再現VTR的な雰囲気も感じました。ちょっと間延びしたシーンとかも多かったですが、女性を誘拐してからはかなりハラハラしました。間延び感のある演出もそこからは合ってる感じがしました。
最近、戦争の虐殺の話を調べていて性的暴力は当然のように出てくるので、現地の女性を誘拐しレイプするのは罪だと言う認識が全員にあることに驚きました。上層部もはっきり罪だと認識しているんだなと思うと不思議なほど現実で悲惨な事件が多い気がします。そのイメージが強かったですが、これが実話なら兵士の中でも正しくあろうとする心を持つ人も多いんだと思えました。
映画の演出とかがかっこいい映画ではないですが、実話なので見ておいて損はない映画です。
