ベトナム戦争に志願した若者たちは海兵訓練所にて過酷な訓練を受ける。前半は訓練所、後半はベトナムの戦地が描かれるキューブリックの戦争映画。
やっぱり一番の感想は映像(構図)が面白いし綺麗だなということでした。特に戦地の炎とか綺麗で、瓦礫とかもかなりかっこいいなと思ったのですが、ベトナムではくイギリスでセットを作って撮ったそうですごいと思いました。あと訓練所のベッドがずらっと並んだのを横から撮ったのとトイレの便座がずらっと並んでる画が好きでした。
淡々としていてなぜ辛いのかや変わっていく心とかはそんなに描かれません。ただ節々でなんだか変だなと感じるというか、淡々としてるからリアリティのある感じで進んでいきます。映像もアメリカ兵からの視点という感じでベトコンやベトナム兵はほとんど映らないし遠目な感じがリアルでした。
ベトナムの女の子の描かれ方も良かったです。前線に近づくほどアメリカ兵と自分ではコミニケーションが少しも取れないような子が身体を売りにきてたのかなと思いました。
戦争映画特有のエグい感じのない淡々とした映画だったのでサラッと観ることができました。映像が個人的には満足でした。
