はま

ロックンローラのはまのレビュー・感想・評価

ロックンローラ(2008年製作の映画)
3.5
トムハ祭り3本目!
主演のジェラルド・バトラーも元々好きだったのでずっと気になってて… と思ったらこれ、バトラー主演というよりみんな主演だ(笑)

わんさか出てくるキャラクター、あの人とあの人が繋がって、あの人の持ち物が流れに流れて、あの人の金がこの人からあの人へ…
とんでもないところまで伸び続ける、相関図の矢印がたまらなく面白い。

影の主演はマーク・ストロング…⁉︎
(「主役じゃないのに覚えちゃう脇役」部門No.1俳優☺️)

街を支配するレニー、ギャングのワンツー、ロシアの富豪ユーリ、その会計士ステラ、ジャンキーのジョニー… まだまだまだまだ沢山いる。
そんな、ロンドンの裏の金を回しまくる危ないやつらの"ドタバタコメディ(たまに死人が出る)"って感じ(笑)

こういう系はやっぱり序盤はキャラ説明的な要素が目立って面白さは二の次感が否めないけど、観てるとちゃんとだんだん面白くなるんだな…!
「人の顔を覚えさせたらワースト1」な私でも分かるくらいのちょうど良い絡み合い。

全員にしっかり個性があったから1回で覚えられたし、忘れなかったし。(どのキャラも一言で端的に表せられる)
多すぎず少なすぎずな人数で生み出すカオスには不快感は全くなく、なんなら声に出して笑ってたくらい。

みんな主演で、みんな見せ場がある。
トムハの"ハンサム・ボブ"最高だった(笑) スッポンポンのシーンは特になかったけど精神的にそんな感じの扱いはあったよね←
バトラーとトムハのチークダンスが観れるのはこの映画だけだろう…!


やっぱ「スラムのガキから王になれ!」のあの映画も観なきゃですね🌝
今作もめちゃくちゃガイリッチー節というか、監督の色が出ててテンポ良かった〜〜。

ガイリッチー監督作、個人的には当たりも多いけど『シャーロック・ホームズ』だけはあまり好きになれなくて(ダウニーのシャーロックが腑に落ちなかった)、避けてたところもある。
…今作で改めて好きになれました。


なんだか吹き替えで観ても面白そうなドタバタ具合&言い回しだったなぁ
はま

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