今や欠かせないSNS。
中でも実名登録のうえで学歴や職歴、交際ステータスなどの表示機能もあるFacebookは、その斬新さが受けてリリース直後から爆発的にユーザーを増やしていく。
好意的に見る者だけではなく、反感を買ってしまうことも少なくないながらも創業者マーク・ザッカーバーグは大学生にして一気にネット時代の寵児となる。
おとなしく地味で学内でも目立たなかったマークの目の前に広がる景色、自分を取り巻く環境が良くも悪くも一気に変わっていく。
注目と称賛を浴びる一方、
そのアイディアや契約関連をめぐり、友人や協力者との間に少しずつ亀裂が生じはじめ訴訟騒ぎになっていたりなど、華やかさや賑やかさの裏側にあった闇などもえぐり出すように描かれている。
実話モノでストーリー自体は単純に楽しい系ではないかもしれないけど、(Facebookに限らずだけど)世界的な社会現象をも巻き起こした巨大サービスの生まれる経緯や、それに関わる様々な立場の人たちの思惑、経過を知るのも面白いし、ハラハラする展開や若手実力派揃いのキャスティングや演技に最後まで観てしまう。
アーミー・ハマーが双子のウィンクルボス兄弟を一人二役で演じていて、それがまた映像的にも面白い。
この映画を観た当初、アーミーには双子の兄弟がいたのかとプロフィールを確認したほど(笑)