ぴよまろ

ドラゴンボール EVOLUTIONのぴよまろのレビュー・感想・評価

ドラゴンボール EVOLUTION(2009年製作の映画)
1.2
鳥山明原作漫画およびアニメの実写映画化。
冴えない高校生である主人公が、どんな願いでも叶えてくれるドラゴンボールをめぐる戦いに巻き込まれ、修行の果てに強大な敵の野望を阻止する物語。

超有名な原作を、内容を理解しないままハリウッドで作られてしまったという、ダメな映画。後に脚本家が原作ファンに向けて謝罪するというのも、そのダメさが際立ちます。

本作のダメな点は、大きく2つあって、一つは「ドラゴンボールを全く理解していない」こと、もう一つは「落とし込まれたアメコミフォーマットが、使い古された退屈なもの」であることだと思います。前者は言うに及ばずですが、後者がもっとしっかりしていれば、物語として多少はみられるものになったのではないかと思います。(それでもファンムービーとして失格ではあるのですが。)

ダメな映画を楽しむ余裕がないと、ただの時間の無駄になる本作。最も恐ろしいのは、これが3部作の予定だったこと。。。(さすがに頓挫したようですが。)
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