ポール・ベタニー初主演作。初主演がこれって凄いな…！
名もなきギャングスタがボスのフレディ・メイズに心酔し、いつしかフレディになり代わってNo.1を目指す物語。
フレディ役のデヴィッド・シューリスの艶っぽさと存在感、素晴らしい。そりゃギャングスタ君も憧れるわ惚れるわ。
とにかくポール・ベタニーの金髪碧眼美青年っぷりと、狂った演技のギャップが凄かった。顔芸レベルの演技、怖いよー！ 睨みをきかせて怖いのに、ひたすら綺麗なのは何なの…！
ボスが好きすぎるギャングスタ、終盤にかけての報われなさが本当にしんどくて「あちゃー……」と言うしかなかった。
ボスと自分のためだけにしたことが全て裏目裏目に出る皮肉。
自分ではなく他人軸で生きるギャングスタ、名前が結局明かされない設定は納得。そして人生の悲哀を感じる…
隠れた傑作で、ポール・ベタニー出演作の中でも特に大好きな作品。
