広島カップ

拳銃王の広島カップのレビュー・感想・評価

拳銃王(1950年製作の映画)
2.9
西部の荒野を一人馬に跨ってあの早撃ちの男が町にやって来た。1880年代西部の早撃ちガンマンのジミー・リンゴゥ(グレゴリー・ペック)はワイアット・アープより早いという噂。

ニヒルで無法者のガンマンストーリーはエンタメ性が強まりますが本作のガンマンはちょっと違う。
ヒリヒリするような決闘など出て来ない。例えば『荒野の用心棒』(1964)のような息詰まる早撃ちシーンなど無い。
ガンマンは殺し殺される人生だがそういったある意味タフな人生における生活者的視点の方が強い。
それが証拠にリンゴゥの腕を見せる最初の早撃ちシーンではなんとリンゴゥが抜くところを見せない。
これは仕方なくこうなったような気がする。何故ならペックが素早いガンアクションをするなどちょっと想像できないからだ。
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