このレビューはネタバレを含みます
小さな映画館で、同じ監督の『ストーカー』と二本立てで観た。もし映画館じゃなければ寝ただろう。つまり、一度も寝なかったはずだ。とにかく時間がゆっくり流れる映画だった。
話はたぶん、惑星探査が仕事の男が某惑星に行くと、なぜか死んだ妻が現れて、何度殺しても生き返って……という内容だった気がする。じゃあなぜ妻が生き返るかといえば、星が、やってきた人の願望を満たそうとするわけで、じゃあなぜ満たそうとするのか? 「しらんがな」という映画だった。ラストシーンは衝撃だったが、遠い昔のようで、でも、まるで昨日のような気もする。
この映画は友人が誘ってくれたのだが、なぜ私を誘ったのか不明で、なぜタルコフスキーなのかも不明。「誰でもいいし」「流行ってたし」だけかもしれない。
映画通なら、タルコフスキー作品を知ってなきゃ! と何となく思うので、いっぺんに二作も観れたのは良かった。その後『サクリファイス』はレンタルして自宅で観始めたが、爆睡したのも懐かしい思い出。