茶一郎

鳥の茶一郎のレビュー・感想・評価

(1963年製作の映画)
4.3
『性的欲求』

 ある日突然鳥たちが人間を襲ったら、というワンアイディアがモンスターパニック映画の元祖でありながら、『鳥たちが人間を襲うこと』により登場人物がのっぴきならない状況に追いやられる様子はホラーというより流石、サスペンスの神様ヒッチコック。
サスペンスと異常事態におけるスクリューボールコメディで興味を引きつける。
 
 もっぱら鳥たちが美人女優をついばみ、襲う様子はヒッチコック監督の『綺麗な女性をいじめたい!』というリビドーの象徴というのが一般的な解釈。
まさかと思いつつも、今作主演のティッピ・ヘドレンは監督からセクハラ、パワハラを受けていたようで。何ともヒッチコック周りの方が恐いじゃん。

メイキングがとても面白い。
茶一郎

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