生酒冷造

嵐が丘の生酒冷造のレビュー・感想・評価

嵐が丘(1970年製作の映画)
3.8
昔の見た記憶で書いてます。
一言で言えば恋愛感情をこじらせた青年の復讐劇。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。
しかし、それは切なく純真さから招いた悲劇。
その心を凍らせる青年をティモシー・ダルトンが似合ってます。
元々野性味ある狼のような面持ちなので、静かなる憎悪は地かよと思えるほどでした。
そして、ジワジワとまとわりつくような行為。
愛情を利用し、、
本当は好きなのに、、どうしてそこまで、、と胸が痛くなりました。

まあ、原作は世代交代まで含めた復讐劇なので映画は改編してます。
最後は美しく終わらせてるので原作ファンには納得いかないかもしれませんが、一代限りの復讐劇としても充分響きます。
生酒冷造

生酒冷造