ずが

オテサーネク 妄想の子供のずがのネタバレレビュー・内容・結末

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

同僚が急にこの作品を観ると私に言ってきた。監督はヤン・シュヴァンクマイエル?どっかで聞いた名だと思ったら約1年前にたまたまTSUTAYAでレンタルしたジャバウォッキーという短編作品集の監督ではないか。確かに独特な監督でそのうち長編作品も鑑賞したいと思っていたがすっかり忘れていた所だったので鑑賞してみた。

随所に使われるストップモーションが特徴で短編作品の良さを長編にも反映している、一貫した作品性は他には無い中毒性を生み出している。又、セリフを発する時に口元をズームする独特な手法は子供が感じる大人の発する言葉のパワーを表現していると感じた。

木の根っこから化け物を生み出してしまった夫は後悔がほとんどだが心の底には息子が出来た喜びがあり、妻を反面教師としギリギリに踏みとどまっていたがラストで抑えきれない感情で息子を受け入れてしまった事から子供が出来なかった事の辛さを感じさせた。
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