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オペラ座 血の喝采のhideharuのレビュー・感想・評価

オペラ座 血の喝采(1988年製作の映画)
3.2
本作は確かLDを最後に日本では見ることができなくなっていると思います。

日本公開時は「モンキーシャイン」と同時上映でしたが名古屋では劇場公開飛ばされたと思います。前売券の発売も無かったし、新聞などで広告も目にしたことがないんですよね。でも公開されていたかもしれない時期に自分は1ヶ月半アメリカに行っていたので、友人曰く「●●がアメリカに行っている間に公開されてたよ、でも2週間で終わったからね」と言ってました。彼は別にホラーが好きでもないので本当かどうか。

なので初見はレンタルビデオ、そして後にLDを購入したと記憶しています。
本作については日本で公開される以前からアメリカ版「シネファンタスティック」で特集されていてなんだか凄そう、絶対に見逃せないと思って楽しみにしていました。

蓋を開けてみれば何だかよく分からない「何故?」って部分が多いけど、まあいつものアルジェントって感じでした。
でも日本公開版=アメリカ版なのですが配給のオライオンとアルジェントがカットされたことで揉めに揉めたらしいと後で聞きました。
確かに唐突に現れる少女、ディーヴァの事故などカットをしているオライオンはアホかと思いました。でもアルジェントが一番重要と考えるトカゲの解放は彼的には必要なのかもしれないけど彼の説明を聞かないと意味は分からないですよね。

当時のイタリアでの最高額の製作費が使われた映画ですが結果としてコケちゃった訳ですが確かに彼の名前なら世界に売り出せると思ったのかもしれませんがやはりホラー(ジャーロ)に大金を出す方がどうかしていると思います。

自分は好きです、もちろん。目の下に針を付けて無理やり殺人を見せつけるなんてそんな発想はアルジェントしか考え付かないでしょ!
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