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青の稲妻の一のレビュー・感想・評価

青の稲妻(2002年製作の映画)
3.3
中国の巨匠 ジャ・ジャンクー監督作品

変貌著しい中国社会から取り残されたような地方都市に生きる2組のカップルを通し、社会の激変を実感できない若者たちの葛藤、閉塞感をリアルに描く

不器用で何かをしたいのに全然上手くいかないもどかしさ、混沌とした不安や形容しがたい青春の焦燥感などの生々しい感じが画面からひしひしと伝わってきたし、それらを演じるキャストが決してイケメンというわけではないのが絶妙で、どこか時代に置いていかれている気がしている彼らが丁寧に描かれる

独特な間をふんだんに使いながら、刹那的に生きる主人公たちの心情を象徴するかのような主題歌も深い余韻を残してくれる
話としてはありがちなものだけど、いつもの取っ付きにくい感じもないので、ジャ・ジャンクーにしては比較的見やすい作品だったかな

〈 Rotten Tomatoes 🍅60% 🍿68% 〉
〈 IMDb 6.9 / Metascore 61 / Letterboxd 3.7 〉

2021 自宅鑑賞 No.509 GEO
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